大宮八幡宮のすす払い

まほろば旅日記編集部

2012年12月28日 03:00


●杉並大宮八幡宮のすす払い(2012年12月27日 午前9時過ぎ)

12月27日の朝,大宮八幡宮(東京都杉並区)で,年末のすす払いが行われました。
神社の境内は,年始のための仮設テントがいくつも立ち並び,いつもと違ってやや手狭な雰囲気でしたが,この日は丸1日をかけて正月を迎える準備(大掃除)が行われたようです。
 午前9時,拝殿での儀礼の後,社殿の清掃が始まり,装束姿の神職2名が拝殿や神門など主だった社殿を順次,長い笹竹で払っていきました。








ところで,12月半ばから今頃のかけて,各地の寺社では,このようなすす払い(すす払い神事)が行われていますが,この27日には,大宮八幡宮とは人見街道(鎌倉街道上道と中道を結ぶ支道)で結ばれている大国魂神社(府中市)でもすす払いが行われていたようです。
 また,ここから南へ50キロ,鎌倉街道の終点にあたる鶴岡八幡宮ではその2週間前にすす払いが行われました。

●鎌倉,鶴岡八幡宮のすす払い(12月13日) 


さて,話を杉並区の大宮八幡宮に戻します。

社務所の清掃,古い御札の回収,提灯の取り付け,そして,正月飾りの準備

笹竹によるすす払いとほぼ同時進行で,境内の内外いたるところで,作業が行われていました。こぢんまりと落ち着いた,いつもの雰囲気とはまた違った大宮八幡宮の境内でした。




●お正月の準備も始まっています(2012年12月27日)


●境内の冬桜

年末で,神社の人たちが慌しくする中,時折,訪れる参拝者。

年末年始には,すっかり装いを新たにした大宮八幡の境内はきっと参拝者でいっぱいになるのでしょう。





それでは,良いお年を


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