2012年11月08日
国分寺まつり歴史行列(1) ~顔,顔,顔・・・

●歴史行列参加の皆さんは,どなたも良い表情しておられました
去る11月4日,文字通り雲ひとつない快晴の日曜日。国分寺まつりへ行きました。
東京国分寺市あたりが特に歴史の舞台となった,律令時代,王朝時代,鎌倉時代の三時代を再現した歴史行列は,うわさどおり本格的なものでした。
今回で29回目となる歴史行列は国分寺市内在住の劇団関係者や一般市民が時代衣装を着て,国分寺駅から武蔵国分寺公園までを練り歩きます。
今回は古代から中世の色とりどりの装束に身を包んだ出演者の方々の表情を写真でご紹介します。

●王妃の貫禄,光明皇后

●律令時代(奈良・平安前期)の宮廷女官

●王朝時代(平安後期)の宮廷武官

●総勢40名の行列の中,最高に際立っていらしたのは,この渋さ満面,平安の郡司さん。一応,古代末期に男衾郡司だった渡来系氏族,壬生吉志福正(9世紀前半)という設定だが,着用する装束は明らかに王朝時代末期(12世紀)のもの

●律令時代の女官長

●これは中世(平安後期~鎌倉時代ごろ)の旅装束

●五条の橋に現れた牛若丸スタイル

●ご存知,鎌倉武士。上の平安郡司さんともどもなかなかのイケメン衆。渋い!
今年,初めてこの歴史行列を見学しましたが,行列の規模は京都の時代行列にまったく及ばないのでしょうが,本格的な装束などクオリティ面では引けをとらないのではないでしょうか。
国分寺市といえば古代の律令時代には武蔵国分寺が置かれ,武蔵国府があったお隣の府中市ともども武蔵国の中心地であり,鎌倉の武家政権の時代には引き続き,鎌倉街道上道の要衝であったというお土地柄です。
国分寺市のそういう歴史的な背景を考えれば,今回見た歴史行列は,国分寺の歴史をひと目でわかりやすくアピールするのには,うってつけの趣向であると思えました。

●後姿もまたいい雰囲気醸し出しています
更新遅滞に関するお詫び
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Posted by まほろば旅日記編集部 at 03:00
│鎌倉街道上道(武蔵野~上つ毛野)